「旅」をされている方って、とんでもなくパワー持ってますよね。
御年◯◯歳の長野からお越しの笠井様。
一人旅が大好き、相当な経歴お持ちの方なのですが、
いつもはホテルのところを今回「初!」のゲストハウス泊まり!
そんな際におさるのおやどを選んで頂き本当に有り難く思います。
予約で来られた高田様、この方は東京の某大学4回生で、この就職難のなか、倍率3桁!をくぐり抜けて就職決定!
その前の長期休みで沖縄に来られました。
こちらも「初」沖縄で不安もあったらしいのですが、
同じ「初」同士で初日はお酒を飲みながら沢山のお喋りをして、とても喜んでもらえました。
そして翌朝、笠井様は出立。
娘さんと一つ違いの高田さんとパチり。
そうです、これもまた「縁」なのでしょう、高田さんと笠井様の娘さん、同じ大学だったんです!
「旅」って、本当に不思議な「縁」があるものです。
そして笠井様はまたどこかの「縁」を求めて、旅立って行かれました。
いやぁこのお年であの行動力。
やはりそれだけの事をされて来た方って、「パワー」が違います!
どこまで追いつけるやら。
そして数分後、玄関が開いたと思ったら笠井様(笑)。
「刺身買って来たからみんなで食べよ!」って(笑)。
行くと言っていた公設市場の中の「あんまー市場(魚屋の集まってるとこね)」。
ひょっとしたら晩に戻って来てまた3人で食べよう、って言っていてくれてたのですが、
「晩じゃわからなからさー」って、
「今」買って来たと(笑)。
この行動力。
「今出来る事を後に回さず今やる!」。
素晴らしいです。
見習わねば。
そして高田さん、行きたいと言っていたのは「戦趾」。
「ひめゆりの塔」、「平和祈年公園」、沢山の人が避難していた様々な「壕」。
この土地でおこった戦争の爪痕を見ておきたいと。
彼女がこの春から働く事になるのは「報道」。
沖縄に大学の友達がいたりと縁もあっての初来沖で、
机でしか関わりの無かった「沖縄戦」の一旦でも、
自分の目で見ておきたかったと。
この時期沖縄は修学旅行のシーズンでもあり、
沢山の観光バスと修学旅行生がいる「平和祈年公園」へ、
仕事の相棒となるであろうカメラを持って、
彼女は歩いて行きました。
そして自分も、「健児之塔」と言う所に赴きました。
「平和祈年公園」を出て国道で1分もたたない所にあります。
「健児」とは、人名ではなく「血気盛んな男子」の意味で、
戦争でなくなった男子の慰霊の塔です。
駐車場から、波の音が遠くに聞こえる方へ道は続きます。
亜熱帯の植物が生い茂る斜面に下りの階段が緩く降りて行き、
途中にも慰霊碑が幾つか設置されています。
太平洋が優しく広がる斜面の、緑豊かな中を抜けると、
少し開けたスペースに「健児之塔」がありました。
幾つかの慰霊碑や碑文、モニュメントがあります。
なくなった方の名前が刻まれています。
「健児」をイメージした3人の像があります。
お祈りに来ていたのか、おじいさんが一人でこの場にいました・・・
67年前に、「この場所」で、「現実」があったということです。
この場所は、本当に自然が漲っている所です。
「海」も、「空」も、「山」も、
自然そのままで溢れ返っています。
こんな良い所なのに、
悲しい出来事があったんですね。
体験はしていなくとも、
せめて知って、忘れない様にはしていきたいです。
そして、
「その上で生きて」いきたいですね。
とまーガラにもないお話でしたね。
また、いつものグダグダ日記に戻りますんで、
よろしくです。